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Mr.ChildrenのHOMEが私の音楽の始まり


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今どうしようもなく聴きたくなったアルバムを聴いている。

Mr.ChildrenのHOMEというアルバムだ。

 

夕食に入ったレストランで流れていたからだ。

 

これは2007年、私が小学5年生の時にリリースされたアルバム。

 

父親がミスチルのファンだったので、リリース後間もなく家に置いてあった。

正確には車に積んであり、休日に出掛ける際にはいつも流していた記憶がある。

 

その年の秋頃、それまで特に意識していなかった車内の音楽について、このミスチルのHOMEがなんか好きだなと漠然と思い始めた。

 

父親に聞いたところ、自分が良いと思ったアルバムがHOMEであることを知った自分は何故か親に隠れてCDを車から持ち去り、自分の部屋のラジカセで流すようになった。

 

多分だが、CDを聴くことが背伸びしている子供のようでなんだか恥ずかしく思っていたのだろう。

 

ちなみに、当時の自分はラジオに傾倒しており、ラジオを聴く用に半年ほど前の誕生日に自分専用の正方形で白いラジカセを買ってもらっていた。

 

その後家にあるミスチルのCDをとにかく聴き漁った。幸い、父はほとんどのアルバムを網羅していた。

 

ミスチルといえばヒットソングを連発しているバンドで、日本人なら知らない人はいないバンドではあるが、小学校の同級生はほとんど誰も知らなかった。しるし、など曲自体は知っていたのだろうけれど、それをミスチルと認識している人はいなかった。

 

だから、小学5年生の自分はミスチルというみんなが知らないバンドを見つけたと思い込んでいた。

本当にどちらかといえばマイナーなバンドだと思っていたのだ。

 

加えて、90年代のドラマの主題歌やCMソングを知る由もないので、どの曲がヒットソングなのかを知らずに、自分の中でヒットソングを決めていたのだ。

 

アルバムを聴いて自分の好きな曲が増えていく感覚はとても楽しかった。あれは一生味わえないのかもしれない。

 

自分の中で音楽が広がっていく、世界が広がっていく感覚は素敵だった。

 

今思えばこの経験が自分の音楽活動の原点のような気がする。

ラジオに傾倒し、ミスチルをきっかけに音楽に興味の方向を向けた。

 

音楽を楽しみたいな、と純粋に思い直した夜だ。

 

ちなみにHOMEで一番好きな曲は、小学生の時は通り雨で、今はAnother Story、あんまり覚えてないや、だろうか。