1996年生まれの男の日記

平凡な平成8年生まれのサラリーマンの日記

創作活動における盗作かそうではないか


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マチュア間での盗作というのは中々に難しいものである。

盗作は、盗作した作品を知っている人の目に付いて初めて盗作になるため、そもそも知られていない作品の盗作はバレないと考えるのも分かる。

私はバンド活動をしている頃、同じくインディーズ で活動するとある人の曲に影響を受け、一部分似た曲を書いたことがある。
そのことについて誰かに指摘されることはなかったが、ある時自分で「これ影響受けてんな」と気づいた。
その後、影響を与えた原曲の作成者にそのことを話した。
その時の文句としては「すごく好きで共感してたら自然とこんな風に書いてしまっていた。」といった調子だったと記憶している。

これに対してある意味パクられた側の彼は「影響を受けるほど好きになってくれてありがとう」と返してくれた。

逆に私が影響を与えたパターンもある。

私が作った曲のコード進行が面白いから真似して作った、と友人に言われたことがある。
コード進行が同じ曲など世の中にはザラにあるが、この時このように言われた私は「俺のセンスいいだろ!」と調子に乗ったものの、当然ながら怒りはなかった。

日頃見聞きしているものに影響を受けることは多少なりとも絶対にある。
それが指摘された時に、相手へのリスペクトを持って対応することが大切だし、当たり前だろう。

上記の私の2体験には紛れもなくリスペクトがあった。影響を受けるほど、真似をしたくなるほど、あなたの作品は素晴らしいというリスペクトをしていた。
それが有るか無いかが大切だと思う。

ただ仮に本当に盗作した訳ではなく、たまたま同じような作品を作ってしまった場合が本当に厄介である。
本当に知らないのだ、と主張したとしてもそれを信じてくれる人は少ないだろう。

この場合、盗作を疑った側と疑われた側、その両方に正義があると私は思う。
そうなると、盗作を疑われた方が泣き寝入りする以外の方法が思いつかないのが私の浅いところだ。(私なら早々と謝ってしまうがそれが正しいとは思わない。)
ただやはり、大々的に盗作を疑われる場合というのはいくつもの類似点や類似作品が挙げられることが多いように感じるのも私の中では事実だ。