私が漫画の中で一番好きなジャンルがスポーツだ。
スポーツ漫画の一男好きなところを早速書いてしまう。
それは人の生き死にで感動させてこないところである。
某国民的海賊漫画などでは主要な登場人物が死んだことが多くの人の感動を生んだらしい。
しかし、それは至極当然のことだと思うのである。
大切な人や好きな人が死んだこと、またその際に遺した言葉に感動するのはある意味人として当たり前だと私は思う。
しかし、スポーツ漫画の場合は往々にしてそのような感動のさせ方はない。
例えば高校生の野球部が舞台の漫画であれば、高校3年間必死で練習をしてきたという努力が報われる様に感動する。
これは中々に難しいことだと認識している。
これまでにどのような練習を重ねてきたのか、どのような葛藤を抱えていたのかなどを丁寧に描いていなければ、感受移入ができず、感動することもできない。
特に私が感動してしまうのが、あまりスポットの当てられていない地味な登場人物が、努力し続けてきた渾身のワンポイント技で強敵に一泡吹かせる展開だ。
あれはアツい。
才能のない人間が努力している様に共感するのかもしれない。
また、私は中高生の時に運動部に所属していたこともあり、スポーツをする感覚(練習や試合、部活動の雰囲気など)を自分なりに持っているため、身近に感じられるのかもしれない。
兎角、これからもおもしろうスポーツ漫画に出会い続けたいのでおすすめがあれば教えて頂きたい。
ちなみに私が一番好きなスポーツ漫画はアイシールド21だ。
この漫画の登場人物はとてもファンタジーな技を多用するのだが、それが悪目立ちしないほど人間ドラマが素晴らしい。
神龍寺戦のヒルマに憧れ、雪光に泣く。あと、最終戦の峨王にも震える。あと巨神戦にも泣く。全部良い。好き。