1996年生まれの男の日記

平凡な平成8年生まれのサラリーマンの日記

コロナにじわじわと蝕まれていく会社員


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あえて上記のようなタイトルにした。

昨年に引き続き今年のゴールデンウィークも自粛必至といった感じであった。

この連休中福岡にいる友達が免許更新のために東京に戻ってきた。

このご時世なので滞在時間は僅かであったが顔を合わせた。
緊急事態宣言が出ているため飯屋も20時に閉まるし、酒の提供は24時間行っていない店が殆どであったからどこかに長居することは無かった。

彼は社会人3年目、会社の都合で1年目から縁もゆかりもない福岡で働いている。

知り合いが全くいない環境を彼はつまらないし寂しいと言っていた。

加えて上司のパワハラがすごく辛いらしい。

例年、お盆や年末、そしてゴールデンウィークに東京に帰り友達と遊ぶことで気持ちをリセットし、仕事に励んでいたという。

しかし去年のゴールデンウィーク以降、そのサイクルはうまく回らなくなった。

コロナのせいで東京に帰りづらくなったのだ。

今回のように必要不可欠な用事がある際は戻ってこれるものの、特に酒を飲んだり遠出をしたりすることもできない。
息抜きなどできないのである。

帰り際彼は私に以下のような旨を呟いた。

「東京に帰ってきても不完全燃焼なままで福岡に戻らなきゃ行かなくなって東京に後ろ髪を引かれる。
 東京に帰って来なければ息抜きができなくて苦しい」

このような人は彼だけではないだろう。

コロナの影響で直接的な収入や生活に影響は無い人であっても、心がじわじわと蝕まれていくのだ。

これはただ単に外に出かけることができないからストレスが溜まる、という言葉では片付けられないし、おうち時間などというワードには何の責任も感じられない。

これは根深いように感じる。